(PHP 4 >= 4.2.0, PHP 5, PHP 7, PHP 8)
pg_escape_string — クエリに使う文字列をエスケープする
pg_escape_string() は、データベースへの問い合わせに使う文字列をエスケープします。 PostgreSQL フォーマットにエスケープされた文字列を、クォートなしの形式で返します。 PostgreSQL に使う SQL パラメータをエスケープするときには pg_escape_literal() を使うほうがよいでしょう。 addslashes() を PostgreSQL で使ってはいけません。 カラム型が bytea の場合は、代わりに pg_escape_bytea() を使わなければなりません。 識別子 (テーブル名やフィールド名など) のエスケープには pg_escape_identifier() を使わなければなりません。
注意:
この関数は、PostgreSQL 7.2 以降が必要です。
connection
PgSql\Connection クラスのインスタンス。
connection
が指定されない場合は、デフォルトの接続を使います。
デフォルトの接続とは、pg_connect() または pg_pconnect() によって確立された直近の接続です。
PHP 8.1.0 以降では、デフォルトの接続を使うことは推奨されなくなりました。
data
エスケープするテキスト文字列。
エスケープされたデータを文字列で返します。
バージョン | 説明 |
---|---|
8.1.0 |
connection は、PgSql\Connection クラスのインスタンスを期待するようになりました。
これより前のバージョンでは、リソース を期待していました。
|
例1 pg_escape_string() の例
<?php
// データベースに接続する
$dbconn = pg_connect('dbname=foo');
// テキストファイルを読み込む(アポストロフィやスラッシュが含まれている)
$data = file_get_contents('letter.txt');
// テキストデータをエスケープする
$escaped = pg_escape_string($data);
// それをデータベースに挿入する
pg_query("INSERT INTO correspondence (name, data) VALUES ('My letter', '{$escaped}')");
?>