(PECL wincache >= 1.1.0)
wincache_ucache_info — ユーザーキャッシュにキャッシュされたファイルについての情報を取得する
$summaryonly
= false
, string $key
= NULL): array|falseユーザーキャッシュに格納されたデータについての情報を取得します。
summaryonly
返される配列に、ユーザーキャッシュの概要に加えて個々のキャッシュエントリの情報を含めるかどうか。
key
ユーザーキャッシュ内のエントリのキー。
これを指定すると、返される配列にはそのキャッシュエントリの情報だけを含むようになります。
これを指定せず、さらに summaryonly
が
false
の場合は、
返される配列にはキャッシュ内のすべてのエントリについての情報を含むようになります。
ユーザーキャッシュについてのメタデータの配列を返します。失敗した場合に false
を返します
この関数が返す配列には次の要素が含まれます。
total_cache_uptime
- ユーザーキャッシュがアクティブになってからの経過秒数。
total_item_count
- 現在ユーザーキャッシュに入っている要素の数。
is_local_cache
- メタデータがローカルキャッシュ用のものである場合に true、
グローバルキャッシュ用のものである場合に false。
total_hit_count
- キャッシュからファイルが取り出された回数。
total_miss_count
- ファイルがキャッシュに見つからなかった回数。
ucache_entries
- キャッシュされているアイテムに関する情報を含む配列。
key_name
- データを保存する際に使うキーの名前。
value_type
- キーに関連づけて格納する値の型。
use_time
- ユーザーキャッシュ内でアクセスされてからの経過秒数。
last_check
- ファイルの変更をチェックされてからの経過秒数。
is_session
- データがセッション変数であることを示します。
ttl_seconds
- データをキャッシュ内に残す残り時間。0 は無制限。
age_seconds
- データがキャッシュに追加されてからのおよその経過時間。
hitcount
- キャッシュからファイルが取り出された回数。
例1 wincache_ucache_info() の使用
<?php
wincache_ucache_get('green');
wincache_ucache_set('green', 2922);
wincache_ucache_get('green');
wincache_ucache_get('green');
wincache_ucache_get('green');
print_r(wincache_ucache_info());
?>
上の例の出力は以下となります。
Array ( ["total_cache_uptime"] => int(0) ["is_local_cache"] => bool(false) ["total_item_count"] => int(1) ["total_hit_count"] => int(3) ["total_miss_count"] => int(1) ["ucache_entries"] => Array(1) ( [1] => Array(6) ( ["key_name"] => string(5) "green" ["value_type"] => string(4) "long" ["is_session"] => int(0) ["ttl_seconds"] => int(0) ["age_seconds"] => int(0) ["hitcount"] => int(3) ) ) )