PDO::errorCode

(PHP 5 >= 5.1.0, PHP 7, PHP 8, PECL pdo >= 0.1.0)

PDO::errorCode データベースハンドラにおける直近の操作に関連する SQLSTATE を取得する

説明

public PDO::errorCode(): ?string

パラメータ

この関数にはパラメータはありません。

戻り値

SQLSTATE を返します。これは、ANSI SQL-92 標準で定義された英数 5 文字の ID です。簡潔に言えば、SQLSTATE は 2文字のクラス値の後に 3 文字のサブクラス値が続きます。クラス値 01 はワーニングを表し、 戻り値のコード SQL_SUCCESS_WITH_INFO を伴います。 クラス 'IM' を除く '01' 以外のクラス値はエラーを表します。 クラス 'IM' は PDO 自身の実装 (もしくは ODBC ドライバを使用している場合は ODBC かも知れません) に由来するワーニングやエラーに固有の値です。 あらゆるクラスでのサブクラス値 '000' は SQLSTATE に対するサブクラスがない事を示しています。

PDO::errorCode() はデータベースハンドラに 直接行った操作に対するエラーコードのみを取得します。 もし PDO::prepare()PDO::query() を通して PDOStatement オブジェクトを生成し、 文でエラーが発生した場合、PDO::errorCode() はエラーを反映しません。 特定の文ハンドラに対して実行された操作についてのエラーコードを返すには PDOStatement::errorCode() をコールしなければなりません。

そのデータベースハンドル上で何も操作が行われていない場合は null を返します。

例1 SQLSTATE コードを取得する

<?php
/* エラーを発生させる -- BONES テーブルは存在しない */
$dbh->exec("INSERT INTO bones(skull) VALUES ('lucy')");

echo 
"\nPDO::errorCode(): "$dbh->errorCode();
?>

上の例の出力は以下となります。

PDO::errorCode(): 42S02

参考

  • PDO::errorInfo() - データベースハンドラにおける直近の操作に関連する拡張エラー情報を取得する
  • PDOStatement::errorCode() - 文ハンドラにおける直近の操作に関連する SQLSTATE を取得する
  • PDOStatement::errorInfo() - 文ハンドラにおける直近の操作に関連する拡張エラー情報を取得する

関連キーワード:  操作, PDO, ハンドラ, SQLSTATE, 取得, データベース, 直近, errorCode, エラー, クラス