(PHP 5 >= 5.1.0, PHP 7, PHP 8, PECL pdo >= 0.2.0)
PDO::query — プレースホルダを指定せずに、SQL ステートメントを準備して実行する
$query
, ?int $fetchMode
= PDO::FETCH_COLUMN, int $colno
): PDOStatement|false$query
,$fetchMode
= PDO::FETCH_CLASS,$classname
,$constructorArgs
$query
, ?int $fetchMode
= PDO::FETCH_INTO, object $object
): PDOStatement|falsePDO::query() は、一回の関数コールの中で SQL ステートメントを準備して実行し、 結果を PDOStatement オブジェクトとして返します。
複数回発行する必要があるステートメントの場合、 PDO::prepare() で PDOStatement ステートメントを準備し、 PDOStatement::execute() でそのステートメントを 複数回発行する方がより良いパフォーマンスを得られると実感するでしょう。
PDO::query() を次にコールする前に 結果セット内の全てのデータを取得しない場合、そのコールは失敗します。 PDOStatement::closeCursor() をコールし、 次に PDO::query() をコールする前に PDOStatement オブジェクトに関連付けられたリソースを解放してください。
注意:
query
にプレースホルダーが含まれている場合、 準備と実行は別々に行う必要があります。 つまり、PDO::prepare() を使って準備し、 PDOStatement::execute() を実行しなければいけません。
query
準備、発行する SQL ステートメント。
SQL にプレースホルダーが含まれている場合、 PDO::prepare() と PDOStatement::execute() を代わりに使う必要があります。 それとは別のやり方として、 PDO::query() を呼び出す前に、 PDO::quote() を使って適切にフォーマットしたデータを使って SQL文を手動で準備することができます。 但し、PDO::quote() は、ドライバがサポートしている場合に限り使えます。
fetchMode
返される PDOStatement
のためのデフォルトのフェッチモード。
定数 PDO::FETCH_*
のうちのひとつを設定しなければいけません。
この引数を渡すと、残りの引数は、 結果のステートメントオブジェクトに対して、 PDOStatement::setFetchMode() を呼び出したのと同じような扱いになります。 残りの引数は、選択するフェッチモードに応じて変化します。
PDOStatement オブジェクトを返します。
失敗した場合に false
を返します
例1 プレースホルダーがないSQLを、PDO::query() で実行できます
<?php
$sql = 'SELECT name, color, calories FROM fruit ORDER BY name';
foreach ($conn->query($sql) as $row) {
print $row['name'] . "\t";
print $row['color'] . "\t";
print $row['calories'] . "\n";
}
?>
上の例の出力は以下となります。
apple red 150 banana yellow 250 kiwi brown 75 lemon yellow 25 orange orange 300 pear green 150 watermelon pink 90