EXECVE

Section: Linux Programmer's Manual (2)
Updated: 2020-08-13
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名前

execve - プログラムを実行する 

書式

#include <unistd.h>


 int execve(const char *pathname, char *const argv[],
char *const envp[]); 

説明

execve() executes the program referred to by pathname. This causes the program that is currently being run by the calling process to be replaced with a new program, with newly initialized stack, heap, and (initialized and uninitialized) data segments.

pathname は、バイナリ実行形式か、 以下の形式の行で始まるスクリプトでなければならない。

#!interpreter [optional-arg]

後者の詳細は、後ろの「インタープリタースクリプト」の節を参照のこと。

argv is an array of pointers to strings passed to the new program as its command-line arguments. By convention, the first of these strings (i.e.,argv[0]) should contain the filename associated with the file being executed. The argv array must be terminated by a NULL pointer. (Thus, in the new program, argv[argc] will be NULL.)

envp is an array of pointers to strings, conventionally of the formkey=value, which are passed as the environment of the new program. Theenvp array must be terminated by a NULL pointer.

The argument vector and environment can be accessed by the new program's main function, when it is defined as:

int main(int argc, char *argv[], char *envp[])

Note, however, that the use of a third argument to the main function is not specified in POSIX.1; according to POSIX.1, the environment should be accessed via the external variable environ(7).

execve() does not return on success, and the text, initialized data, uninitialized data (bss), and stack of the calling process are overwritten according to the contents of the newly loaded program.

元のプログラムが ptrace されている場合、 execve() が成功した後に そのプログラムに SIGTRAP シグナルが送られる。

pathname で参照されるプログラムファイルに set-user-ID ビットが設定されている場合、呼び出したプロセスの実効 (effective) ユーザー ID は プログラムファイルの所有者 (owner) に変更される。 同様に、プログラムファイルに set-group-ID ビットが設定されていた場合、 呼び出したプロセスの有効グループ ID は プログラムファイルのグループに変更される。

The aforementioned transformations of the effective IDs are not performed (i.e., the set-user-ID and set-group-ID bits are ignored) if any of the following is true:

*
the no_new_privs attribute is set for the calling thread (seeprctl(2));
*
the underlying filesystem is mounted nosuid (the MS_NOSUID flag formount(2)); or
*
the calling process is being ptraced.

The capabilities of the program file (see capabilities(7)) are also ignored if any of the above are true.

プロセスの実効ユーザー ID は保存 (saved) set-user-ID にコピーされる。 同様に、実効グループ ID は保存 set-group-ID にコピーされる。 このコピーは、set-user-ID / set-group-ID モードビットにより発生する 実効 ID の変更後に行われる。

The process's real UID and real GID, as well its supplementary group IDs, are unchanged by a call to execve().

実行ファイルが動的リンクされた a.out 実行形式で、共有ライブラリの スタブを含むものだった場合、実行の開始時に Linux の ダイナミックリンカー ld.so(8) が呼び出され、必要な共有オブジェクトをメモリーに読み込んでリンクを行う。

実行ファイルがダイナミックリンクされた ELF 実行形式だった場合、 PT_INTERP セグメントに指定されたインタープリターが必要な 共有オブジェクト (shared library) を読み込むのに使用される。 通常、インタープリターは glibc をリンクしたバイナリでは/lib/ld-linux.so.2 である。 (ld-linux.so(8) を参照) 

Effect on process attributes

以下に示す以外のすべてのプロセス属性は execve() の前後で保持される。
*
捕捉されたシグナルの処理方法 (disposition) は デフォルト動作にリセットされる (signal(7))。
*
代替シグナルスタックはどれも保持されない (sigaltstack(2))。
*
メモリーマッピングは保持されない (mmap(2))。
*
付加された (attached) System V 共有メモリーセグメントは分離される (shmat(2))。
*
POSIX 共有メモリー領域はマッピングを解除される (shm_open(3))。
*
オープンされた POSIX メッセージキューディスクリプターはクローズされる (mq_overview(7))。
*
オープンされた POSIX 名前付きセマフォはいずれもクローズされる (sem_overview(7))。
*
POSIX タイマーは保持されない (timer_create(2))。
*
オープンされたディレクトリストリームはいずれもクローズされる (opendir(3))。
*
メモリーロックは保持されない (mlock(2), mlockall(2))。
*
終了 (exit) ハンドラーは保持されない (atexit(3), on_exit(3))。
*
浮動小数点関連の環境はデフォルトにリセットされる (fenv(3) 参照)。

上記のリストのプロセス属性はいずれも POSIX.1 で規定されている。 以下に示す Linux 固有のプロセス属性も execve() の前後で保持されない。

*
The process's "dumpable" attribute is set to the value 1, unless a set-user-ID program, a set-group-ID program, or a program with capabilities is being executed, in which case the dumpable flag may instead be reset to the value in /proc/sys/fs/suid_dumpable, in the circumstances described under PR_SET_DUMPABLE in prctl(2). Note that changes to the "dumpable" attribute may cause ownership of files in the process's/proc/[pid] directory to change to root:root, as described inproc(5).
*
prctl(2) の PR_SET_KEEPCAPS フラグはクリアされる。
*
(Linux 2.4.36 以降 / 2.6.23 以降) set-user-ID や set-group-ID されたプログラムが実行された場合、prctl(2) の PR_SET_PDEATHSIG フラグで設定された parent death シグナルはクリアされる。
*
プロセス名は新しい実行ファイルの名前にリセットされる。 プロセス名は prctl(2) の PR_SET_NAME で設定でき、ps -o comm で表示できる。
*
SECBIT_KEEP_CAPSsecurebits フラグはクリアされる。 capabilities(7) 参照。
*
終了シグナル (termination signal) は SIGCHLD にリセットされる (clone(2) 参照)。
*
The file descriptor table is unshared, undoing the effect of theCLONE_FILES flag of clone(2).

以下の点についても注意すること:

*
呼び出し元スレッド以外の全てのスレッドは execve() 中に破棄される。 mutex、条件変数、その他の pthread オブジェクトは保持されない。
*
setlocale(LC_ALL, "C") 相当の処理がプログラム開始時に実行される。
*
POSIX.1 は、動作が無視かデフォルトに設定されている全てのシグナル の処理方法は変更せずそのままにする、と規定している。 但し、POSIX.1-2001 には一つ例外があり、 SIGCHLD が無視になっている場合、 その処理方法を変更せずにそのままにするか、デフォルト動作にリセットするかは 実装依存となっている。 Linux では前者 (変更しない) となっている。
*
完了していない非同期 I/O 操作はキャンセルされる (aio_read(3), aio_write(3))。
*
execve(2) 時のケーパビリティの扱いについては、 capabilities(7) を参照。
*
デフォルトでは、ファイルディスクリプターは execve() を行った後でもオープンされたままである。 close-on-exec の印が付いているファイルディスクリプターはクローズされる。 fcntl(2) の FD_CLOEXEC の説明を参照。 (ファイルディスクリプターがクローズされると、このプロセスが ファイルディスクリプターに対応するファイルに対して獲得していた レコードのロックが全て解放されることになる。) POSIX.1 では、 ファイルディスクリプター 0, 1, 2 が execve() 成功後にどこかでクローズされ、かつ 実行されるファイルに set-user_ID か set-group_ID のモードビットが セットされていてプロセスが特権を獲得した場合、 システムは何らかのファイルをオープンする際に これらの番号のディスクリプターのどれかを使うことがある、 とされている。 原則として、移植性が必要なプログラムでは、 特権の有無に関わらず、 execve() の前後でこれら 3つのファイルディスクリプターがクローズされたままで あることを前提にすることはできない。
 

インタープリタースクリプト

インタープリタースクリプトとは、実行許可が有効になっていて、 最初の行が以下の形になっているテキストファイルのことである。

#!interpreter [optional-arg]

The interpreter must be a valid pathname for an executable file.

execve() の pathname 引き数がインタープリタースクリプトを指定している場合、 interpreterは以下の引き数で起動される。

interpreter [optional-arg] pathname arg...

where pathname is the absolute pathname of the file specified as the first argument of execve(), and arg... is the series of words pointed to by the argv argument of execve(), starting at argv[1]. Note that there is no way to get the argv[0] that was passed to theexecve() call.

移植性を持たすには、 optional-arg は空か 1ワードだけにすべきである (つまり、ホワイトスペースを含めるべきではない)。 下記の「注意」の節を参照。

Since Linux 2.6.28, the kernel permits the interpreter of a script to itself be a script. This permission is recursive, up to a limit of four recursions, so that the interpreter may be a script which is interpreted by a script, and so on. 

引き数と環境変数の合計サイズの上限

ほとんどの UNIX の実装は、新しいプログラムに渡すことができる コマンドライン引き数 (argv) と環境変数 (envp) の文字列群の合計サイズに何らかの上限を設けている。 POSIX.1 は、 ARG_MAX 定数を使ってこの上限を決める実装を認めている (ARG_MAX<limits.h> で定義されるか、実行時に sysconf(_SC_ARG_MAX)の呼び出しで入手できるかのいずれかである)。

カーネル 2.6.23 より前の Linux では、環境変数と引き数の文字列群を 格納するのに使用されるメモリーは 32 ページに制限されていた (32 ページというのはカーネル定数 MAX_ARG_PAGES で定義される)。したがって、 ページサイズが 4 kB のアーキテクチャーでは、 最大サイズは 128 kB ということになる。

On kernel 2.6.23 and later, most architectures support a size limit derived from the soft RLIMIT_STACK resource limit (see getrlimit(2)) that is in force at the time of the execve() call. (Architectures with no memory management unit are excepted: they maintain the limit that was in effect before kernel 2.6.23.) This change allows programs to have a much larger argument and/or environment list. For these architectures, the total size is limited to 1/4 of the allowed stack size. (Imposing the 1/4-limit ensures that the new program always has some stack space.) Additionally, the total size is limited to 3/4 of the value of the kernel constant_STK_LIM (8 Mibibytes). Since Linux 2.6.25, the kernel also places a floor of 32 pages on this size limit, so that, even when RLIMIT_STACK is set very low, applications are guaranteed to have at least as much argument and environment space as was provided by Linux 2.6.23 and earlier. (This guarantee was not provided in Linux 2.6.23 and 2.6.24.) Additionally, the limit per string is 32 pages (the kernel constant MAX_ARG_STRLEN), and the maximum number of strings is 0x7FFFFFFF. 

返り値

成功すると execve() は返らない。エラーの場合は -1 を返し、 errno を適切に設定する。 

エラー

E2BIG
環境変数 (envp) と引き数リスト (argv) の合計バイト数が大き過ぎる。
EACCES
pathname やスクリプトインタープリター名の構成要素に検索許可 (search permission) が与えられていない (path_resolution(7) も参照すること)。
EACCES
ファイルもしくはスクリプトのインタープリターが通常ファイル (regular file) でない。
EACCES
ファイルやスクリプトや ELF インタープリターに 実行許可 (execute permission) が与えられていない。
EACCES
ファイルシステムが noexec でマウントされている。
EAGAIN (Linux 3.1 以降)
set*uid() のいずれかの呼び出しでプロセスの実 UID が変更されたとすると、呼び出し元の RLIMIT_NPROC リソース上限 (setrlimit(2) 参照) を超えてしまう、 現在もまだ超えている。 このエラーの詳細な説明については「注意」の節を参照。
EFAULT
pathname または配列 argvenvp のポインターの一つがアクセス可能なアドレス空間の外を指している。
EINVAL
ELF 実行形式で複数の PT_INTERP セグメントが存在する。 (すなわち複数のインタープリターを指定した。)
EIO
I/O エラーが発生した。
EISDIR
ELF インタープリターがディレクトリだった。
ELIBBAD
ELF インタープリターが理解できるフォーマットでなかった。
ELOOP
pathname やスクリプトや ELF のインタープリターを解決する際に遭遇した シンボリックリンクが多過ぎる。
ELOOP
The maximum recursion limit was reached during recursive script interpretation (see "Interpreter scripts", above). Before Linux 3.8, the error produced for this case was ENOEXEC.
EMFILE
The per-process limit on the number of open file descriptors has been reached.
ENAMETOOLONG
pathname が長過ぎる。
ENFILE
オープンされたファイルの総数がシステム全体の上限に達していた。
ENOENT
The file pathname or a script or ELF interpreter does not exist.
ENOEXEC
実行ファイルが理解できない形式であるか、違うアーキテクチャーのものか、 その他のフォーマットエラーにより実行ができなかった。
ENOMEM
カーネルに十分なメモリーがない。
ENOTDIR
pathname やスクリプトや ELF のインタープリターの構成要素がディレクトリでない。
EPERM
ファイルシステムが nosuid でマウントされ、ユーザーがスーパーユーザーでなく、 ファイルに set-user-ID あるいは set-group-ID ビットが設定されている。
EPERM
プロセスがトレースされ、ユーザーがスーパーユーザーでなく、 ファイルに set-user-ID あるいは set-group-ID ビットが設定されている。
EPERM
A "capability-dumb" applications would not obtain the full set of permitted capabilities granted by the executable file. See capabilities(7).
ETXTBSY
指定された実行ファイルを書き込み用にオープンしているプロセスがある。
 

準拠

POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, SVr4, 4.3BSD. POSIX does not document the #! behavior, but it exists (with some variations) on other UNIX systems. 

注意

One sometimes sees execve() (and the related functions described inexec(3)) described as "executing a new process" (or similar). This is a highly misleading description: there is no new process; many attributes of the calling process remain unchanged (in particular, its PID). All thatexecve() does is arrange for an existing process (the calling process) to execute a new program.

set-user-id プロセスと set-group-ID プロセスは ptrace(2) できない。

ファイルシステムを nosuid でマウントした場合に set-user-ID/set-group-ID の実行ファイルを どの様に扱うかは、Linux カーネルのバージョンによって異なる: あるバージョンでは、すでに必要な権限を持っている場合を除いて、 その実行を拒否する (そして EPERM を返す)。別のあるバージョンでは set-user-ID/set-group-ID ビットのみを無視し exec() は成功する。

On Linux, argv and envp can be specified as NULL. In both cases, this has the same effect as specifying the argument as a pointer to a list containing a single null pointer. Do not take advantage of this nonstandard and nonportable misfeature! On many other UNIX systems, specifying argv as NULL will result in an error (EFAULT). Someother UNIX systems treat the envp==NULL case the same as Linux.

POSIX.1 は、 sysconf(3) が返す値はプロセスの生存中は変化しないべきだとしている。 しかしながら、Linux 2.6.23 以降では、リソース上限 RLIMIT_STACK が変化した場合、 コマンドライン引き数と環境変数を保持するための空間に対する上限が 変化したことを反映して、 _SC_ARG_MAX が返す値も変化する。

execve() が失敗するほとんどの場合、 制御は元の実行可能イメージに戻り、 execve() の呼び出し元がエラーを処理することができる。 しかしながら、 (リソース枯渇が原因となった場合など、まれに) 呼び出し元に制御が戻る時点を過ぎてからエラーが発生する場合がある。 元の実行可能イメージはすでに破棄されているが、 新しいイメージが完全には構築されていないという状況である。 このような場合、カーネルはそのプロセスをシグナル SIGSEGV (Linux 3.17 までは SIGKILL) で停止 (kill) する。 

インタープリタースクリプト

The kernel imposes a maximum length on the text that follows the "#!" characters at the start of a script; characters beyond the limit are ignored. Before Linux 5.1, the limit is 127 characters. Since Linux 5.1, the limit is 255 characters.

インタープリタースクリプトの optional-arg 引き数の解釈方法は実装により異なる。 Linux では、インタープリター名interpreter に続く文字列全体がインタープリターに 1個の引き数として渡される。 しかし、動作が異なるシステムもある。 あるシステムでは、 optional-arg のうち最初のホワイトスペースまでが 引き数として渡される。 また、別のシステムでは インタープリタースクリプトは複数の引き数を持つことができ、 optional-arg 内のホワイトスペースが引き数の区切りとなる。

Linux (like most other modern UNIX systems) ignores the set-user-ID and set-group-ID bits on scripts. 

execve() と EAGAIN

execve() を呼び出した際に (Linux 3.1 以降で) 起こり得る EAGAIN エラーの詳細な説明を以下で行う。

直前のsetuid(2), setreuid(2), setresuid(2) の呼び出しで、 そのプロセスの実ユーザー ID が変更され、 その変更によりそのプロセスが RLIMIT_NPROC リソース上限を超過してしまった場合 (すなわち、新しい実ユーザー ID に属するプロセス数が RLIMIT_NPROC リソース上限を超過した場合) に、 EAGAIN エラーが発生する。 Linux 2.6.0 以上 3.0 以下では、これにより set*uid() の呼び出しが失敗していた。 (Linux 2.6 より前では、このリソース上限はユーザー ID を変更したプロセスには適用されていなかった。)

Linux 3.1 以降では、上で説明したシナリオでは set*uid() の呼び出しは失敗しない。 なぜなら、 返されたステータスの確認を行わず「呼び出し元が特権を持っている場合には」呼び出しは必ず成功するとみなしているバグがあるアプリケーションでは、セキュリティホールにつながることが非常によくあるからだ。 その代わり、 set*uid() の呼び出しによる実 UID の変更は成功するが、 カーネルは PF_NPROC_EXCEEDEDという名前の内部フラグをセットする。 このフラグは RLIMIT_NPROC リソース上限が超過したことを示す。PF_NPROC_EXCEEDED フラグがセットされていて、その後で execve() が呼ばれた際にリソース上限がまだ超過していれば、 その execve() の呼び出しは EAGAIN エラーで失敗する。 このカーネルのロジックにより、 特権デーモンでよく行われる処理フロー、 すなわち fork(2) + set*uid() + execve() に対して、前と変わらず RLIMIT_NPROC リソース上限を適用できることが保証される。

(set*uid() と execve() の呼び出しの間に、この実 UID に属する他のプロセスが終了して) 次に execve() が呼び出された際にこのリソース上限が超過してなければ、 execve() の呼び出しは成功し、カーネルは PF_NPROC_EXCEEDEDプロセスフラグをクリアする。 同じプロセスによって fork(2) の呼び出しが後で行われた場合にも、このフラグはクリアされる。 

歴史

UNIX V6 では exec() コールの引き数リストは 0 で終端され、 main の引き数リストは -1 で終端されていた。 そのため、 main の引き数リストは、その後の exec() コールには直接使用できなかった。 UNIX V7 以降では、ともに NULL で終端される。 

このプログラムは、以下の二つ目のプログラムから実行するためのものである。 コマンドライン引き数を 1行に 1個ずつ表示するだけのプログラムである。

#include <stdio.h> #include <stdlib.h>

int main(int argc, char *argv[]) {
    for (int j = 0; j < argc; j++)
        printf("argv[%d]: %s\n", j, argv[j]);


    exit(EXIT_SUCCESS); }

以下のプログラムは、コマンドライン引き数で指定した名前のプログラムを 実行するのに使う。

#include <stdio.h> #include <stdlib.h> #include <unistd.h>

int main(int argc, char *argv[]) {
    char *newargv[] = { NULL, "hello", "world", NULL };
    char *newenviron[] = { NULL };


    if (argc != 2) {
        fprintf(stderr, "Usage: %s <file-to-exec>\n", argv[0]);
        exit(EXIT_FAILURE);
    }


    newargv[0] = argv[1];


    execve(argv[1], newargv, newenviron);
    perror("execve");   
    exit(EXIT_FAILURE); }

二つ目のプログラムを使って一つ目のプログラムを実行するには 以下のようにする。

$ cc myecho.c -o myecho$ cc execve.c -o execve$ ./execve ./myechoargv[0]: ./myecho argv[1]: hello argv[2]: world

さらに、これらのプログラムを使って、スクリプトインタープリターの例を示す。 このために、「インタープリター」として先ほど作成したプログラムmyecho を使うスクリプトを作成する。

$ cat > script#!./myecho script-arghaD$ chmod +x script

作成しておいたプログラムを使ってスクリプトを実行する。

$ ./execve ./scriptargv[0]: ./myecho argv[1]: script-arg argv[2]: ./script argv[3]: hello argv[4]: world 

関連項目

chmod(2), execveat(2), fork(2), get_robust_list(2),ptrace(2), exec(3), fexecve(3), getopt(3), system(3),capabilities(7), credentials(7), environ(7), path_resolution(7),ld.so(8) 

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報はhttps://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。


関連キーワード

execve,プロセス,プログラム,スクリプト,呼び出し,process,group,pathname,user,that 

Index

名前
書式
説明
Effect on process attributes
インタープリタースクリプト
引き数と環境変数の合計サイズの上限
返り値
エラー
準拠
注意
インタープリタースクリプト
execve() と EAGAIN
歴史
関連項目
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Time: 15:49:13 GMT, July 11, 2021