Enumとパターンマッチング

この章では、列挙型について見ていきます。列挙型は、enumとも称されます。enumは、取りうる値を列挙することで、 型を定義させてくれます。最初に、enumを定義し、使用して、enumがデータとともに意味をコード化する方法を示します。 次に、特別に有用なenumであるOptionについて掘り下げていきましょう。この型は、 値が何かかなんでもないかを表現します。それから、match式のパターンマッチングにより、 どうenumの色々な値に対して異なるコードを走らせやすくなるかを見ます。最後に、if let文法要素も、 如何(いか)にenumをコードで扱う際に使用可能な便利で簡潔な慣用句であるかを解説します。

enumは多くの言語に存在する機能ですが、その能力は言語ごとに異なります。Rustのenumは、F#、OCaml、Haskellなどの、 関数型言語に存在する代数的データ型に最も酷似しています。

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