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14.2 ファイルベースのメタデータ記憶域の削除

以前の MySQL リリースでは、ディクショナリデータは部分的にメタデータファイルに格納されていました。 ファイルベースのメタデータ記憶域の問題には、高価なファイルスキャン、ファイルシステム関連の不具合の疑わしい問題、レプリケーションおよびクラッシュリカバリの失敗状態を処理するための複雑なコード、新機能およびリレーショナルオブジェクトのメタデータの追加を困難にする拡張性の欠如などがあります。

次に示すメタデータファイルが MySQL から削除されます。 特に明記されていないかぎり、メタデータファイルに以前格納されたデータはデータディクショナリテーブルに格納されるようになりました。

  • .frm ファイル: テーブルメタデータファイル。 .frm ファイルを削除すると、次のようになります:

    • .frm ファイル構造によって課される 64KB のテーブル定義サイズ制限が削除されます。

    • INFORMATION_SCHEMA.TABLES VERSION カラムには、MySQL 5.7 で最後に使用された .frm ファイルバージョンである 10 のハードコードされた値がレポートされます。

  • .par ファイル: パーティション定義ファイル。 MySQL 5.7 のパーティション定義ファイルを使用して InnoDB が停止し、InnoDB テーブルのネイティブパーティション化サポートが導入されました。

  • .TRN ファイル: トリガーネームスペースファイル。

  • .TRG ファイル: トリガーパラメータファイル。

  • .isl ファイル: データディレクトリの外部で作成された file-per-table テーブルスペースファイルの場所を含む InnoDB シンボリックリンクファイル。

  • db.opt ファイル: データベース構成ファイル。 これらのファイル (データベースディレクトリごとに 1 つ) には、データベースのデフォルト文字セット属性が含まれていました。

  • ddl_log.log ファイル: ファイルには、DROP TABLEALTER TABLE などのデータ定義ステートメントによって生成されたメタデータ操作のレコードが含まれていました。


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