以前の MySQL リリースでは、ディクショナリデータは部分的にメタデータファイルに格納されていました。 ファイルベースのメタデータ記憶域の問題には、高価なファイルスキャン、ファイルシステム関連の不具合の疑わしい問題、レプリケーションおよびクラッシュリカバリの失敗状態を処理するための複雑なコード、新機能およびリレーショナルオブジェクトのメタデータの追加を困難にする拡張性の欠如などがあります。
次に示すメタデータファイルが MySQL から削除されます。 特に明記されていないかぎり、メタデータファイルに以前格納されたデータはデータディクショナリテーブルに格納されるようになりました。
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.frm
ファイル: テーブルメタデータファイル。.frm
ファイルを削除すると、次のようになります:.frm
ファイル構造によって課される 64KB のテーブル定義サイズ制限が削除されます。INFORMATION_SCHEMA.TABLES
VERSION
カラムには、MySQL 5.7 で最後に使用された.frm
ファイルバージョンである10
のハードコードされた値がレポートされます。
.par
ファイル: パーティション定義ファイル。 MySQL 5.7 のパーティション定義ファイルを使用してInnoDB
が停止し、InnoDB
テーブルのネイティブパーティション化サポートが導入されました。.TRN
ファイル: トリガーネームスペースファイル。.TRG
ファイル: トリガーパラメータファイル。.isl
ファイル: データディレクトリの外部で作成された file-per-table テーブルスペースファイルの場所を含むInnoDB
シンボリックリンクファイル。db.opt
ファイル: データベース構成ファイル。 これらのファイル (データベースディレクトリごとに 1 つ) には、データベースのデフォルト文字セット属性が含まれていました。ddl_log.log
ファイル: ファイルには、DROP TABLE
やALTER TABLE
などのデータ定義ステートメントによって生成されたメタデータ操作のレコードが含まれていました。