このクイックスタートガイドでは、MySQL Shell について一定レベルの知識があることを前提としています。 次のセクションは概要です。詳細は、MySQL Shell のドキュメントを参照してください。MySQL Shell は、MySQL Server への統一されたスクリプトインタフェースです。 JavaScript および Python でのスクリプトがサポートされています。 JavaScript はデフォルトの処理モードです。
MySQL サーバーをインストールして起動したら、MySQL Shell をサーバーインスタンスに接続します。 接続する予定の MySQL サーバーインスタンスのアドレスを知っている必要があります。 インスタンスをドキュメントストアとして使用できるようにするには、サーバーインスタンスに X プラグイン がインストールされている必要があり、X プロトコル を使用してサーバーに接続する必要があります。 たとえば、33060 のデフォルトの X プロトコル ポートでインスタンス ds1.example.com
に接続するには、ネットワーク文字列
を使用します。
user
@ds1.example.com:33060
mysqlx_port
のかわりに 3306 のデフォルトの port
を使用するなどして、クラシック MySQL プロトコル を使用してインスタンスに接続する場合、このチュートリアルに示すドキュメントストア機能は使用できません。 たとえば、db
グローバルオブジェクトは移入されません。 ドキュメントストアを使用するには、常に X プロトコル を使用して接続します。
MySQL Shell がまだ実行されていない場合は、ターミナルウィンドウを開き、次のコマンドを発行します:
mysqlsh user@ds1.example.com:33060/world_x
または、MySQL Shell がすでに実行されている場合は、次のコマンドを発行して\connect
コマンドを使用します:
\connect user@ds1.example.com:33060/world_x
MySQL Shell を接続する MySQL サーバーインスタンスのアドレスを指定する必要があります。 たとえば、前の例では次のようになります:
user
は、MySQL アカウントのユーザー名を表します。ds1.example.com
は、MySQL を実行しているサーバーインスタンスのホスト名です。 これを、ドキュメントストアとして使用している MySQL サーバーインスタンスのホスト名に置き換えます。このセッションのデフォルトスキーマは
world_x
です。world_x
スキーマの設定手順は、セクション20.3.2「world_x データベースのダウンロードおよびインポート」 を参照してください。
詳細は、セクション4.2.5「URI 類似文字列またはキーと値のペアを使用したサーバーへの接続」を参照してください。
MySQL Shell が開くと、mysql-js>
プロンプトに、このセッションのアクティブな言語が JavaScript であることが示されます。
mysql-js>
MySQL Shell は、次のような入力行編集をサポートしています:
left-arrow および right-arrow キーは、現在の入力行内で水平に移動します。
up-arrow および down-arrow のキーは、以前に入力した一連の行を上下に移動します。
「バックスペース」でカーソルの前の文字を削除でき、新しい文字を入力するとカーソルの位置に挿入されます。
Enter は、現在の入力行をサーバーに送信します。
コマンドラインオプションのリストを表示するには、コマンドインタプリタのプロンプトで mysqlsh --help と入力します。
mysqlsh --help
使用可能なコマンドとその説明のリストを表示するには、MySQL Shell プロンプトで\help
と入力します。
mysql-js> \help
個々の MySQL Shell コマンドの詳細なヘルプを表示するには、\help
に続けてコマンド名を入力します。 たとえば、\connect
コマンドのヘルプを表示するには、次のコマンドを発行します:
mysql-js> \help \connect
MySQL Shell での対話型コード実行の動作については、対話型コードの実行 を参照してください。
セッションおよび接続の代替方法の詳細は、MySQL Shell スタートガイド を参照してください。