MySQL 8.0 リファレンスマニュアル


3.3.4.1 すべてのデータの選択

SELECT のもっとも単純な形式では、テーブルのすべての内容が取り出されます。

mysql> SELECT * FROM pet;
+----------+--------+---------+------+------------+------------+
| name     | owner  | species | sex  | birth      | death      |
+----------+--------+---------+------+------------+------------+
| Fluffy   | Harold | cat     | f    | 1993-02-04 | NULL       |
| Claws    | Gwen   | cat     | m    | 1994-03-17 | NULL       |
| Buffy    | Harold | dog     | f    | 1989-05-13 | NULL       |
| Fang     | Benny  | dog     | m    | 1990-08-27 | NULL       |
| Bowser   | Diane  | dog     | m    | 1979-08-31 | 1995-07-29 |
| Chirpy   | Gwen   | bird    | f    | 1998-09-11 | NULL       |
| Whistler | Gwen   | bird    | NULL | 1997-12-09 | NULL       |
| Slim     | Benny  | snake   | m    | 1996-04-29 | NULL       |
| Puffball | Diane  | hamster | f    | 1999-03-30 | NULL       |
+----------+--------+---------+------+------------+------------+

この形式の SELECT では、「すべてのカラムの選択」の短縮形である * を使用します。 これは、初期データセットとともにロードした後など、テーブル全体を確認する場合に便利です。 たとえば、Bowser の生年月日が正しくないようだと気付いたとします。 血統書の原本を確認すると、正しい生年は 1979 年ではなく 1989 年であるとわかりました。

これを修正するには、少なくとも 2 つの方法があります。

  • ファイル pet.txt を編集して間違いを修正したあと、DELETELOAD DATA を使用してテーブルを空にしてからリロードします。

    mysql> DELETE FROM pet;
    mysql> LOAD DATA LOCAL INFILE 'pet.txt' INTO TABLE pet;

    ただし、この方法では、Puffball のレコードも再度入力する必要があります。

  • UPDATE ステートメントを使用して、間違ったレコードだけを修正します。

    mysql> UPDATE pet SET birth = '1989-08-31' WHERE name = 'Bowser';

    UPDATE は該当するレコードだけを変更するため、テーブルをリロードする必要はありません。

SELECT * がすべてのカラムを選択するという原則には例外があります。 テーブルに非表示カラムが含まれている場合、* には非表示カラムは含まれません。 詳細は、セクション13.1.20.10「非表示カラム」を参照してください。


関連キーワード:  選択, テーブル, カラム, データ, リファレンス, マニュアル, 情報, データベース, 作成, 特定