このセクションでは、MySQL Index.xml
ファイルで <charset>
文字セットの記述内に <collation>
要素を書き込むことによって、Unicode 文字セットの UCA 照合順序を追加する方法について説明します。 ここで説明した手順では、MySQL の再コンパイルは不要です。 これは、http://www.unicode.org/reports/tr35/ で入手できる Locale Data Markup Language (LDML) 仕様のサブセットを使用します。 この方法を使用すれば、照合順序全体を定義する必要はありません。 代わりに、既存の「基本」照合順序から始め、基本照合順序とどのように異なるかという点で新しい照合順序について記述します。 次の表は、UCA 照合順序を定義できる Unicode 文字セットの基本照合順序を一覧表示しています。 utf16le
のユーザー定義 UCA 照合順序は作成できません。このような照合順序のベースとして役立つ utf16le_unicode_ci
照合順序はありません。
表 10.4 ユーザー定義の UCA 照合順序に使用可能な MySQL 文字セット
文字セット | 基本照合順序 |
---|---|
utf8 |
utf8_unicode_ci |
ucs2 |
ucs2_unicode_ci |
utf16 |
utf16_unicode_ci |
utf32 |
utf32_unicode_ci |
以降のセクションでは、LDML 構文を使用して定義された照合順序を追加する方法について説明し、MySQL でサポートされている LDML ルールのサマリーを示します。