MySQL 8.0 リファレンスマニュアル


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7.4 バックアップへの mysqldump の使用

ヒント

複数のスレッド、ファイル圧縮、進捗情報の表示、および Oracle Cloud Infrastructure Object Storage ストリーミングや MySQL データベースサービス 互換性チェックおよび変更などのクラウド機能で並列ダンプを提供する MySQL Shell dump utilities の使用を検討してください。 ダンプは、MySQL Shell load dump utilities を使用して MySQL Server インスタンスまたは MySQL データベースサービス DB システムに簡単にインポートできます。 MySQL Shell のインストール手順は、here にあります。

このセクションでは、mysqldump を使用して、ダンプファイルを生成する方法およびダンプファイルをリロードする方法について説明します。 ダンプファイルはいくつかの方法で使用できます。

  • データ損失の場合にデータリカバリを可能にするためのバックアップとして。

  • レプリカを設定するためのデータのソースとして。

  • 実験用のデータのソースとして。

    • 元のデータを変更せずに使用できるデータベースのコピーを作成する場合。

    • アップグレードの非互換性の可能性をテストする場合。

mysqldump--tab オプションを指定するかどうかに応じて、2 種類の出力を生成します。

  • --tab がないと、mysqldump は SQL ステートメントを標準出力に書き込みます。 この出力は、ダンプされるオブジェクト (データベース、テーブル、ストアドルーチンなど) を作成する CREATE ステートメントとデータをテーブルにロードする INSERT ステートメントから構成されます。 出力はファイルに保存して、あとで mysql を使用してリロードし、ダンプされたオブジェクトを再作成できます。 SQL ステートメントのフォーマットを変更し、ダンプされるオブジェクトを制御するためにオプションを使用できます。

  • --tab を付けると、mysqldump はダンプされるテーブルごとに 2 つの出力ファイルを生成します。 サーバーは、テーブル行ごとに 1 行ずつ、タブ区切りテキストとして 1 つのファイルを書き込みます。 このファイルは出力ディレクトリ内で tbl_name.txt という名前が付けられます。 サーバーはテーブルの CREATE TABLE ステートメントも mysqldump に送信し、それは tbl_name.sql という名前のファイルとしてそれを出力ディレクトリに書き込みます。


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