MySQL 8.0 リファレンスマニュアル


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17.4.1 バックアップ用にレプリケーションを使用する

レプリケーションをバックアップソリューションとして使用するには、ソースからレプリカにデータをレプリケートしてから、レプリカをバックアップします。 レプリカは、ソースの実行操作に影響を与えずに一時停止および停止できるため、ソースの停止を必要とする「ライブ」データの有効なスナップショットを生成できます。

データベースのバックアップ方法は、データベースのサイズと、障害発生時にレプリカを再構築できるようにデータのみをバックアップするか、データとレプリカの状態をバックアップするかによって異なります。 つまり、2 つの選択肢があります。

  • ソース上のデータのバックアップを可能にするソリューションとしてレプリケーションを使用しており、データベースのサイズが大きすぎない場合は、mysqldump ツールが適している可能性があります。 セクション17.4.1.1「mysqldump を使用したレプリカのバックアップ」を参照してください。

  • より大きなデータベースの場合は、mysqldump は実用的または効率的でなく、代わりにローデータファイルをバックアップできます。 RAW データファイルオプションを使用すると、レプリカに障害が発生した場合にレプリカを再作成できるバイナリログおよびリレーログをバックアップすることもできます。 詳細については、セクション17.4.1.2「レプリカからの RAW データのバックアップ」を参照してください。

ソースサーバーまたはレプリカサーバーに使用できる別のバックアップ計画は、サーバーを読取り専用状態にすることです。 バックアップは読み取り専用サーバーに対して実行され、これが通常の読み取り/書き込み操作ステータスに戻されます。 セクション17.4.1.3「ソースまたはレプリカを読取り専用にすることによるバックアップ」を参照してください。


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