ft_rust.txt For Vim バージョン 8.2. Last change: 2017 Nov 02
これは Rust のファイルタイププラグインのドキュメントです。
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内容 rust
1. 前書き rust-intro
2. 設定 rust-settings
3. コマンド rust-commands
4. マッピング rust-mappings
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前書き rust-intro
このプラグインは Rust ファイルタイプのシンタックスとサポート機能を提供します。
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設定 rust-settings
このプラグインは振る舞いを変える vimrc で定義できる少数の変数を持ちます。
g:rustc_path
g:rustc_path
このオプションを :RustRun と :RustExpand の中で使う rustc へのパス
に設定します。未設定なら、"rustc" は $PATH の中で見つけられるでしょう:
g:rustc_makeprg_no_percent
g:rustc_makeprg_no_percent
'makeprg' の初期値を "rustc %" の代わりに "rustc" に保つためにこのオプ
ションを 1 に設定します:
g:rust_conceal
g:rust_conceal
基本的な conceal サポートを有効にするにはこのオプションを設定します:
g:rust_conceal_mod_path
g:rust_conceal_mod_path
パスをつなげるトークン "::" の conceal を有効にするにはこのオプショ
ンを設定します:
g:rust_conceal_pub
g:rust_conceal_pub
"pub" トークンの conceal を有効にするにはこのオプションを設定します:
g:rust_recommended_style
g:rust_recommended_style
rust 標準ライブラリのスタイル慣習 (すなわち、インデントに 4 つスペース
を使い 'textwidth' に 99 を設定します) に従うインデントと textwidth の
設定を有効にするためにはこのオプションを設定します。デフォルトではこの
オプションは有効です。無効にするには:
g:rust_fold
g:rust_fold
folding を有効にするにはこのオプションを設定します:
値 効果
0 折り畳みなし
1 中括弧ブロックは折り畳まれます。デフォルトではすべての
折り畳みは開かれます。
2 中括弧ブロックは折り畳まれます。'foldlevel' はグローバ
ル値のままです (デフォルトではすべての折り畳みは閉じら
れます)。
g:rust_bang_comment_leader
g:rust_bang_comment_leader
/*! シンタックスを使った複数行 doc コメントの先頭を保つためにこのオプ
ションを 1 に設定します:
g:ftplugin_rust_source_path
g:ftplugin_rust_source_path
このオプションを Rust ソースファイルの 'path' に前置されるべきパスに設
定します:
g:rustfmt_command
g:rustfmt_command
このオプションを $PATH の中の 'rustfmt' 実行ファイルの名前に設定しま
す。指定されないなら 'rustfmt' になります:
g:rustfmt_autosave
g:rustfmt_autosave
バッファを保存したときに自動的に :RustFmt を実行するためにこのオプ
ションを 1 に設定します。指定されないなら 0 になります:
g:rustfmt_fail_silently
g:rustfmt_fail_silently
'rustfmt' がエラーを location-list に入力するのを妨げるためにこのオ
プションを 1 に設定します。指定されないなら 0 になります:
g:rustfmt_options
g:rustfmt_options
このオプションを 'rustfmt' に渡すためのオプションの文字列に設定します。
write-mode はすでに 'overwrite' に設定されています。指定されないなら
'' になります:
g:rust_playpen_url
g:rust_playpen_url
使用する playpen の URL を上書きするためにこのオプションを設定します:
g:rust_shortener_url
g:rust_shortener_url
短縮 URL サービスの URL を上書きするためにこのオプションを設定します:
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コマンド rust-commands
:RustRun [args] :RustRun
:RustRun! [rustc-args] [--] [args]
カレントファイルをコンパイルして実行します。カレントファイルの
変更が保存されていないなら、:update を使って最初に保存される
でしょう。カレントファイルが無名バッファなら、最初に一時ファイ
ルに書き込まれるでしょう。コンパイルされたバイナリはいつも一時
ディレクトリに置かれますが、カレントディレクトリから実行されま
す。
:RustRun に与えられた引数はコンパイルされたバイナリに渡され
るでしょう。
! が指定されるなら、代わりに引数は rustc に渡されます。"--" 引
数はバイナリに渡される引数から rustc の引数を分けるでしょう。
g:rustc_path が定義されるなら、rustc へのパスのように使われ
ます。それ以外の場合は rustc が $PATH の中で見つけられうると見
なされます。
:RustExpand [args] :RustExpand
:RustExpand! [TYPE] [args]
--pretty を使ってカレントファイルを展開して新しいウィンドウに
その結果を表示します。カレントファイルの変更が保存されていない
なら、:update を使って最初に保存されるでしょう。カレントファ
イルが無名バッファなら、最初に一時ファイルに書き込まれるでしょ
う。
:RustExpand に与えられた引数は rustc に渡されるでしょう。こ
れは様々な --cfg 設定を指定するのに大いに向いています。
! が指定されるなら、最初の引数は rustc --pretty に渡すための展
開種類です。それ以外の場合は "expanded" になるでしょう。
g:rustc_path が定義されるなら、rustc へのパスのように使われ
ます。それ以外の場合は rustc が $PATH の中で見つけられうると見
なされます。
:RustEmitIr [args] :RustEmitIr
カレントファイルを LLVM IR にコンパイルして新しいウィンドウに
その結果を表示します。カレントファイルの変更が保存されていない
なら、:update を使って最初に保存されるでしょう。カレントファ
イルが無名バッファなら、最初に一時ファイルに書き込まれるでしょ
う。
:RustEmitIr に与えられた引数は rustc に渡されるでしょう。
g:rustc_path が定義されるなら、rustc へのパスのように使われ
ます。それ以外の場合は rustc が $PATH の中で見つけられうると見
なされます。
:RustEmitAsm [args] :RustEmitAsm
カレントファイルをアセンブリにコンパイルして新しいウィンドウに
その結果を表示します。カレントファイルの変更が保存されていない
なら、:update を使って最初に保存されるでしょう。カレントファ
イルが無名バッファなら、最初に一時ファイルに書き込まれるでしょ
う。
:RustEmitAsm に与えられた引数は rustc に渡されるでしょう。
g:rustc_path が定義されるなら、rustc へのパスのように使われ
ます。それ以外の場合は rustc が $PATH の中で見つけられうると見
なされます。
:RustPlay :RustPlay
このコマンドは web-api.vim
(https://github.com/mattn/webapi-vim で得ることができます) を
インストールしている場合にだけ機能するでしょう。選択範囲、また
は何も選択されていないなら、カレントバッファの全体を Rust
playpen に送信して、playpen への短縮 URL とメッセージを出力し
ます。
g:rust_playpen_url は playpen へのベース URL で、デフォルト
では "https://play.rust-lang.org/" です。
g:rust_shortener_url は短縮サービスのベース URL で、デフォル
トでは "https://is.gd/" です。
:RustFmt :RustFmt
カレントバッファで g:rustfmt_command を実行します。
g:rustfmt_options が設定されているなら、それらは実行可能ファ
イルに渡されるでしょう。
g:rustfmt_fail_silently が 0 (デフォルト) なら
g:rustfmt_command で得たエラーを location-list に入力する
でしょう。g:rustfmt_fail_silently が 1 に設定されるなら
location-list に入力しないでしょう。
:RustFmtRange :RustFmtRange
選択された範囲で g:rustfmt_command を実行します。その他の情
報は :RustFmt を参照してください。
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マッピング rust-mappings
このプラグインはぶら下がりインデントを支援するような [[ と ]] のマッピング
を定義します。
少数の他のマッピングも持ちます:
rust_<D-r>
<D-r> 引数なしで :RustRun を実行します。
Note: このバインディングは MacVim でのみ利用可能です。
rust_<D-R>
<D-R> 前回の呼び出しに与えられた引数を使った :RustRun! を
コマンドラインに入力しますが、実行しません。
Note: このバインディングは MacVim でのみ利用可能です。
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vim:tw=78:sw=4:ts=8:noet:ft=help:norl:
これは Rust のファイルタイププラグインのドキュメントです。
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内容 rust
1. 前書き rust-intro
2. 設定 rust-settings
3. コマンド rust-commands
4. マッピング rust-mappings
==============================================================================
前書き rust-intro
このプラグインは Rust ファイルタイプのシンタックスとサポート機能を提供します。
==============================================================================
設定 rust-settings
このプラグインは振る舞いを変える vimrc で定義できる少数の変数を持ちます。
g:rustc_path
g:rustc_path
このオプションを :RustRun と :RustExpand の中で使う rustc へのパス
に設定します。未設定なら、"rustc" は $PATH の中で見つけられるでしょう:
let g:rustc_path = $HOME."/bin/rustc"
g:rustc_makeprg_no_percent
g:rustc_makeprg_no_percent
'makeprg' の初期値を "rustc %" の代わりに "rustc" に保つためにこのオプ
ションを 1 に設定します:
let g:rustc_makeprg_no_percent = 1
g:rust_conceal
g:rust_conceal
基本的な conceal サポートを有効にするにはこのオプションを設定します:
let g:rust_conceal = 1
g:rust_conceal_mod_path
g:rust_conceal_mod_path
パスをつなげるトークン "::" の conceal を有効にするにはこのオプショ
ンを設定します:
let g:rust_conceal_mod_path = 1
g:rust_conceal_pub
g:rust_conceal_pub
"pub" トークンの conceal を有効にするにはこのオプションを設定します:
let g:rust_conceal_pub = 1
g:rust_recommended_style
g:rust_recommended_style
rust 標準ライブラリのスタイル慣習 (すなわち、インデントに 4 つスペース
を使い 'textwidth' に 99 を設定します) に従うインデントと textwidth の
設定を有効にするためにはこのオプションを設定します。デフォルトではこの
オプションは有効です。無効にするには:
let g:rust_recommended_style = 0
g:rust_fold
g:rust_fold
folding を有効にするにはこのオプションを設定します:
let g:rust_fold = 1
値 効果
0 折り畳みなし
1 中括弧ブロックは折り畳まれます。デフォルトではすべての
折り畳みは開かれます。
2 中括弧ブロックは折り畳まれます。'foldlevel' はグローバ
ル値のままです (デフォルトではすべての折り畳みは閉じら
れます)。
g:rust_bang_comment_leader
g:rust_bang_comment_leader
/*! シンタックスを使った複数行 doc コメントの先頭を保つためにこのオプ
ションを 1 に設定します:
let g:rust_bang_comment_leader = 1
g:ftplugin_rust_source_path
g:ftplugin_rust_source_path
このオプションを Rust ソースファイルの 'path' に前置されるべきパスに設
定します:
let g:ftplugin_rust_source_path = $HOME.'/dev/rust'
g:rustfmt_command
g:rustfmt_command
このオプションを $PATH の中の 'rustfmt' 実行ファイルの名前に設定しま
す。指定されないなら 'rustfmt' になります:
let g:rustfmt_command = 'rustfmt'
g:rustfmt_autosave
g:rustfmt_autosave
バッファを保存したときに自動的に :RustFmt を実行するためにこのオプ
ションを 1 に設定します。指定されないなら 0 になります:
let g:rustfmt_autosave = 0
g:rustfmt_fail_silently
g:rustfmt_fail_silently
'rustfmt' がエラーを location-list に入力するのを妨げるためにこのオ
プションを 1 に設定します。指定されないなら 0 になります:
let g:rustfmt_fail_silently = 0
g:rustfmt_options
g:rustfmt_options
このオプションを 'rustfmt' に渡すためのオプションの文字列に設定します。
write-mode はすでに 'overwrite' に設定されています。指定されないなら
'' になります:
let g:rustfmt_options = ''
g:rust_playpen_url
g:rust_playpen_url
使用する playpen の URL を上書きするためにこのオプションを設定します:
let g:rust_playpen_url = 'https://play.rust-lang.org/'
g:rust_shortener_url
g:rust_shortener_url
短縮 URL サービスの URL を上書きするためにこのオプションを設定します:
let g:rust_shortener_url = 'https://is.gd/'
==============================================================================
コマンド rust-commands
:RustRun [args] :RustRun
:RustRun! [rustc-args] [--] [args]
カレントファイルをコンパイルして実行します。カレントファイルの
変更が保存されていないなら、:update を使って最初に保存される
でしょう。カレントファイルが無名バッファなら、最初に一時ファイ
ルに書き込まれるでしょう。コンパイルされたバイナリはいつも一時
ディレクトリに置かれますが、カレントディレクトリから実行されま
す。
:RustRun に与えられた引数はコンパイルされたバイナリに渡され
るでしょう。
! が指定されるなら、代わりに引数は rustc に渡されます。"--" 引
数はバイナリに渡される引数から rustc の引数を分けるでしょう。
g:rustc_path が定義されるなら、rustc へのパスのように使われ
ます。それ以外の場合は rustc が $PATH の中で見つけられうると見
なされます。
:RustExpand [args] :RustExpand
:RustExpand! [TYPE] [args]
--pretty を使ってカレントファイルを展開して新しいウィンドウに
その結果を表示します。カレントファイルの変更が保存されていない
なら、:update を使って最初に保存されるでしょう。カレントファ
イルが無名バッファなら、最初に一時ファイルに書き込まれるでしょ
う。
:RustExpand に与えられた引数は rustc に渡されるでしょう。こ
れは様々な --cfg 設定を指定するのに大いに向いています。
! が指定されるなら、最初の引数は rustc --pretty に渡すための展
開種類です。それ以外の場合は "expanded" になるでしょう。
g:rustc_path が定義されるなら、rustc へのパスのように使われ
ます。それ以外の場合は rustc が $PATH の中で見つけられうると見
なされます。
:RustEmitIr [args] :RustEmitIr
カレントファイルを LLVM IR にコンパイルして新しいウィンドウに
その結果を表示します。カレントファイルの変更が保存されていない
なら、:update を使って最初に保存されるでしょう。カレントファ
イルが無名バッファなら、最初に一時ファイルに書き込まれるでしょ
う。
:RustEmitIr に与えられた引数は rustc に渡されるでしょう。
g:rustc_path が定義されるなら、rustc へのパスのように使われ
ます。それ以外の場合は rustc が $PATH の中で見つけられうると見
なされます。
:RustEmitAsm [args] :RustEmitAsm
カレントファイルをアセンブリにコンパイルして新しいウィンドウに
その結果を表示します。カレントファイルの変更が保存されていない
なら、:update を使って最初に保存されるでしょう。カレントファ
イルが無名バッファなら、最初に一時ファイルに書き込まれるでしょ
う。
:RustEmitAsm に与えられた引数は rustc に渡されるでしょう。
g:rustc_path が定義されるなら、rustc へのパスのように使われ
ます。それ以外の場合は rustc が $PATH の中で見つけられうると見
なされます。
:RustPlay :RustPlay
このコマンドは web-api.vim
(https://github.com/mattn/webapi-vim で得ることができます) を
インストールしている場合にだけ機能するでしょう。選択範囲、また
は何も選択されていないなら、カレントバッファの全体を Rust
playpen に送信して、playpen への短縮 URL とメッセージを出力し
ます。
g:rust_playpen_url は playpen へのベース URL で、デフォルト
では "https://play.rust-lang.org/" です。
g:rust_shortener_url は短縮サービスのベース URL で、デフォル
トでは "https://is.gd/" です。
:RustFmt :RustFmt
カレントバッファで g:rustfmt_command を実行します。
g:rustfmt_options が設定されているなら、それらは実行可能ファ
イルに渡されるでしょう。
g:rustfmt_fail_silently が 0 (デフォルト) なら
g:rustfmt_command で得たエラーを location-list に入力する
でしょう。g:rustfmt_fail_silently が 1 に設定されるなら
location-list に入力しないでしょう。
:RustFmtRange :RustFmtRange
選択された範囲で g:rustfmt_command を実行します。その他の情
報は :RustFmt を参照してください。
==============================================================================
マッピング rust-mappings
このプラグインはぶら下がりインデントを支援するような [[ と ]] のマッピング
を定義します。
少数の他のマッピングも持ちます:
rust_<D-r>
<D-r> 引数なしで :RustRun を実行します。
Note: このバインディングは MacVim でのみ利用可能です。
rust_<D-R>
<D-R> 前回の呼び出しに与えられた引数を使った :RustRun! を
コマンドラインに入力しますが、実行しません。
Note: このバインディングは MacVim でのみ利用可能です。
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vim:tw=78:sw=4:ts=8:noet:ft=help:norl: