このセクションでは、FreeBSD Unix のバリアントへの MySQL のインストールに関する情報を提供します。
オラクルが提供するバイナリ配布を使用して、MySQL を FreeBSD にインストールできます。 詳細については、セクション2.2「一般的なバイナリを使用した MySQL の Unix/Linux へのインストール」を参照してください。
MySQL のインストールでもっとも容易な (かつ推奨される) 方法は mysql-server ポートおよび mysql-client
ポートを使用することです。それらは http://www.freebsd.org/ で入手できます。 これらのポートを使用することで次のメリットがあります。
使用している FreeBSD バージョンで動作することが知られている、すべての最適化を行なった実働可能な MySQL。
自動構成およびビルド。
/usr/local/etc/rc.d
にインストールされたスタートアップスクリプト。どのファイルがインストールされているかを確認するための
pkg_info -L
の使用。使用しているマシンで MySQL が必要でなくなった場合にそれを削除できる
pkg_delete
の使用。
MySQL ビルドプロセスが機能するには GNU make (gmake) が必要です。 GNU make が利用できない場合、MySQL をコンパイルする前にインストールする必要があります。
ldd mysqld に従った前提条件ライブラリ: libthr、libcrypt、libkrb5、libm、librt、libexecinfo、libunwind、および libssl。
ポートシステムを使用してインストールするには:
# cd /usr/ports/databases/mysql80-server
# make
...
# cd /usr/ports/databases/mysql80-client
# make
...
標準ポートインストールでは、サーバーは /usr/local/libexec/mysqld
に置かれ、MySQL Server のスタートアップスクリプトは /usr/local/etc/rc.d/mysql-server
に置かれます。
BSD 実装に関する追加の注記:
-
ポートシステムを使用して MySQL をインストールしたあとに削除するには:
# cd /usr/ports/databases/mysql80-server # make deinstall ... # cd /usr/ports/databases/mysql80-client # make deinstall ...
MySQL の現在の日付に問題がある場合には、
TZ
変数の設定が役に立ちます。 セクション4.9「環境変数」を参照してください。