mysql は、入力行の編集機能を備えた簡単な SQL シェルです。 インタラクティブおよび非インタラクティブでの使用をサポートします。 インタラクティブで使用した場合、クエリー結果は ASCII 表形式で提示されます。 非インタラクティブ (フィルタとしてなど) で使用する場合、結果はタブ区切り形式で表示されます。 出力形式は、コマンドオプションを使用して変更できます。
大きな結果セット用のメモリーが足りないことで問題が発生する場合は、--quick
オプションを使用します。 これにより mysql は、全結果セットを表示前に取得してメモリー内でバッファリングする代わりに、サーバーから 1 行ずつ結果を取得することを強制されます。 これは、mysql_store_result()
ではなく、クライアント/サーバーライブラリ内の mysql_use_result()
C API 関数を使用して結果セットを返すことで実行されます。
または、MySQL Shell は X DevAPI へのアクセスを提供します。 詳細は、MySQL Shell 8.0を参照してください。
mysql は非常に簡単に使用できます。 次のように、コマンドインタプリタのプロンプトから起動してください。
shell> mysql db_name
または:
shell> mysql --user=user_name --password db_name
Enter password: your_password
次に SQL ステートメントを入力し、;
、\g
、または \G
で終わらせ Enter を押します。
Control+C を入力すると、現在のステートメントがある場合は中断され、それ以外の場合は一部の入力行が取り消されます。
SQL ステートメントは次のように、スクリプトファイル (バッチファイル) で実行できます。
shell> mysql db_name < script.sql > output.tab
Unix では、mysql クライアントはインタラクティブに実行されたステートメントを履歴ファイルにログ記録します。 セクション4.5.1.3「mysql クライアントロギング」を参照してください。