MySQL 8.0 リファレンスマニュアル


2.7 Solaris への MySQL のインストール

注記

MySQL 8.0 では、Solaris 11.4 以上がサポートされます

Solaris 上の MySQL は、様々な形式で使用できます。

重要

インストールパッケージは Oracle Developer Studio 12.6 ランタイムライブラリに依存しており、MySQL インストールパッケージを実行する前にインストールする必要があります。 Oracle Developer Studio 「ここ」のダウンロードオプションを参照してください。 インストールパッケージでは、完全な Oracle Developer Studio ではなくランタイムライブラリのみをインストールできます。「Oracle Solaris 11 へのランタイムライブラリのみのインストール」の手順を参照してください。

tarball または PKG 形式の Solaris 用のバイナリ MySQL 配布を取得するには、https://dev.mysql.com/downloads/mysql/8.0.html にアクセスしてください。

MySQL を Solaris にインストールして使用する上で知っておくべき追加の注記:

  • MySQL を mysql ユーザーおよびグループで使用する場合は、groupadd コマンドおよび useradd コマンドを使用します。

    groupadd mysql
    useradd -g mysql -s /bin/false mysql
  • Solaris tar は長いファイル名を処理できないため、バイナリ tarball 配布を使用して MySQL を Solaris にインストールする場合は、GNU tar (gtar) を使用して配布を解凍します。 システムに GNU tar がない場合は、次のコマンドを使用してインストールします:

    pkg install archiver/gnu-tar
  • forcedirectio オプションを使用して、InnoDB ファイルを格納するすべてのファイルシステムをマウントする必要があります。 (デフォルトではこのオプションなしでマウントされます。) そうしないと、このプラットフォームで InnoDB ストレージエンジンを使用するときにパフォーマンスが大幅に低下します。

  • MySQL を自動的に起動する場合は、support-files/mysql.server/etc/init.d にコピーして、それに /etc/rc3.d/S99mysql.server という名前のシンボリックリンクを作成します。

  • あまりにも多くのプロセスが急激に mysqld に接続を試みた場合、MySQL ログに次のエラーが記録されます。

    Error in accept: Protocol error

    この問題の回避策としてサーバーを --back_log=50 オプションで起動するとよいでしょう。

  • Solaris でコアファイルの生成を構成するには、coreadm コマンドを使用します。 setuid() アプリケーションでコアを生成するとセキュリティー上の問題があるため、デフォルトでは Solaris は setuid() プログラムではコアファイルをサポートしません。 ただし、この動作は coreadm を使用して変更できます。 現在のユーザーに対して setuid() コアファイルを有効にすると、それらはモード 600 を使用して生成され、スーパーユーザーによって所有されます。


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