システムが IPv6 を介してローカルネットワークの外部と通信できるようにするための公開 IPv6 アドレスがない場合、IPv6 ブローカから入手できます。 Wikipedia IPv6 Tunnel Broker page には、いくつかのブローカとその特徴 (静的アドレスおよびサポートされるルーティングプロトコルを提供するかどうかなど) をリストします。
ブローカ提供の IPv6 アドレスを使用するようにサーバーホストを構成した後、適切な bind_address
設定を使用して MySQL サーバーを起動し、サーバーが IPv6 接続を受け入れることを許可します。 *(または::
) を bind_address
値として指定するか、ブローカによって提供される特定の IPv6 アドレスにサーバーをバインドできます。 詳細は、セクション5.1.8「サーバーシステム変数」 の bind_address
の説明を参照してください。
ブローカが動的アドレスを割り当てると、次回ブローカに接続したときにシステムに指定されたアドレスが変更される可能性があることに注意してください。 その場合、ユーザーが作成した、元のアドレスを指定するアカウントが無効になります。 特定のアドレスにバインドするが、このアドレス変更の問題を回避するために、ブローカに静的 IPv6 アドレスを配置できる場合があります。
次の例は、Freenet6 をブローカとして使用し、gogoc IPv6 クライアントパッケージを Gentoo Linux 上で使用する方法を示します。
-
次の URL にアクセスしてサインアップし、Freenet6 でアカウントを作成します:
http://gogonet.gogo6.com
-
アカウントを作成したあと、この URL に移動してサインインし、IPv6 ブローカ用のユーザー ID およびパスワードを作成します。
http://gogonet.gogo6.com/page/freenet6-registration
-
root
として、gogoc をインストールします。shell> emerge gogoc
-
/etc/gogoc/gogoc.conf
を編集してuserid
およびpassword
の値を設定します。 例:userid=gogouser passwd=gogopass
-
gogoc を開始します。
shell> /etc/init.d/gogoc start
システムが起動するたびに gogoc を開始するには、次のコマンドを実行します。
shell> rc-update add gogoc default
-
ping6 を使用してホストに ping を実行します。
shell> ping6 ipv6.google.com
-
IPv6 アドレスを表示するには、次のようにします。
shell> ifconfig tun