MySQL 8.0 リファレンスマニュアル


5.6.6.1 バージョントークン要素

バージョントークンは、次の要素を実装するプラグインライブラリに基づいています:

  • version_tokens という名前のサーバー側プラグインは、サーバーに関連付けられたバージョントークンのリストを保持し、ステートメント実行イベントの通知をサブスクライブします。 version_tokens プラグインは、audit plugin API を使用してクライアントからの受信ステートメントをモニターし、各クライアントセッション固有のバージョントークンリストをサーバーのバージョントークンリストと照合します。 一致がある場合、プラグインはステートメントを通過させ、サーバーはそのステートメントの処理を続行します。 それ以外の場合、プラグインはクライアントにエラーを返し、ステートメントは失敗します。

  • 一連のユーザー定義関数 (UDF) は、プラグインによって保持されるサーバーバージョントークンのリストを操作および検査するための SQL レベルの API を提供します。 任意のバージョントークン UDF をコールするには、VERSION_TOKEN_ADMIN 権限 (または非推奨の SUPER 権限) が必要です。

  • version_tokens プラグインがロードされると、VERSION_TOKEN_ADMIN 動的権限が定義されます。 この権限は UDF のユーザーに付与できます。

  • システム変数を使用すると、クライアントは必要なサーバー状態を登録するバージョントークンのリストを指定できます。 クライアントがステートメントを送信したときにサーバーの状態が異なる場合、クライアントはエラーを受け取ります。


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