MySQL 8.0 リファレンスマニュアル


5.1.1 サーバーの構成

MySQL サーバーである mysqld には、起動時にその操作を構成するために設定できる多くのコマンドオプションおよびシステム変数があります。 サーバーで使用されるデフォルトのコマンドオプションとシステム変数の値を確認するには、次のコマンドを実行します:

shell> mysqld --verbose --help

このコマンドは、すべての mysqld オプションと構成可能なシステム変数のリストを生成します。 その出力には、デフォルトのオプションと変数の値が含まれ、次のようになります:

abort-slave-event-count           0
allow-suspicious-udfs             FALSE
archive                           ON
auto-increment-increment          1
auto-increment-offset             1
autocommit                        TRUE
automatic-sp-privileges           TRUE
avoid-temporal-upgrade            FALSE
back-log                          80
basedir                           /home/jon/bin/mysql-8.0/
...
tmpdir                            /tmp
transaction-alloc-block-size      8192
transaction-isolation             REPEATABLE-READ
transaction-prealloc-size         4096
transaction-read-only             FALSE
transaction-write-set-extraction  OFF
updatable-views-with-limit        YES
validate-user-plugins             TRUE
verbose                           TRUE
wait-timeout                      28800

サーバーの実行時に実際に使用される現在のシステム変数値を確認するには、接続して次のステートメントを実行します:

mysql> SHOW VARIABLES;

実行中のサーバーの統計およびステータスインジケータを表示するには、次のステートメントを実行します:

mysql> SHOW STATUS;

システム変数およびステータス情報は、mysqladmin コマンドを使用しても入手できます:

shell> mysqladmin variables
shell> mysqladmin extended-status

すべてのコマンドオプション、システム変数およびステータス変数の詳細は、次のセクションを参照してください:

パフォーマンススキーマからより詳細なモニタリング情報を入手できます。第27章「MySQL パフォーマンススキーマ を参照してください。 また、MySQL sys スキーマは、パフォーマンススキーマによって収集されたデータへの便利なアクセスを提供する一連のオブジェクトです。第28章「MySQL sys スキーマ を参照してください。

コマンド行で mysqld または mysqld_safe のオプションを指定する場合、そのサーバーの呼び出しに対してのみ有効です。 サーバーの実行のたびにオプションを使用するには、それをオプションファイルに入れます。 セクション4.2.2.2「オプションファイルの使用」を参照してください。


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