MySQL 8.0 リファレンスマニュアル


28.4.3.21 メトリックビュー

このビューには、MySQL サーバーメトリックの概要が示され、変数名、値、タイプおよびそれらが有効かどうかが示されます。 デフォルトでは、行は変数の型と名前でソートされます。

metrics ビューには、次の情報が含まれます:

  • パフォーマンススキーマ global_status テーブルのグローバルステータス変数

  • INFORMATION_SCHEMA INNODB_METRICS テーブルからの InnoDB メトリック

  • パフォーマンススキーマメモリーインストゥルメンテーションに基づく、現在および合計のメモリー割り当て

  • 現在の時刻 (人間が読める形式と Unix タイムスタンプ形式)

global_status テーブルと INNODB_METRICS テーブルの間には、metrics ビューによって排除される情報の重複がいくつかあります。

metrics ビューには、次のカラムがあります:

  • Variable_name

    メトリック名。 メトリックタイプによって、名前の取得元のソースが決まります:

    • グローバルステータス変数用: global_status テーブルの VARIABLE_NAME カラム

    • InnoDB メトリックの場合: INNODB_METRICS テーブルの NAME カラム

    • その他のメトリック用: ビュー提供の説明文字列

  • Variable_value

    メトリック値。 メトリックタイプによって、値の取得元のソースが決まります:

    • グローバルステータス変数用: global_status テーブルの VARIABLE_VALUE カラム

    • InnoDB メトリックの場合: INNODB_METRICS テーブルの COUNT カラム

    • メモリーメトリック用: パフォーマンススキーマ memory_summary_global_by_event_name テーブルの関連するカラム

    • 現在の時刻: NOW(3) または UNIX_TIMESTAMP(NOW(3)) の値

  • Type

    メトリックタイプ:

    • グローバルステータス変数用: Global Status

    • InnoDB メトリックの場合: InnoDB Metrics - %(%INNODB_METRICS テーブルの SUBSYSTEM カラムの値に置き換えられます)

    • メモリーメトリック用: Performance Schema

    • 現在の時刻: System Time

  • Enabled

    メトリックが有効かどうか:

    • グローバルステータス変数用: YES

    • InnoDB メトリックの場合: INNODB_METRICS テーブルの STATUS カラムが enabled の場合は YES、それ以外の場合は NO

    • メモリーメトリック用: NOYES または PARTIAL (現在、PARTIAL はメモリーメトリックに対してのみ発生し、すべての memory/% インストゥルメントが有効ではないことを示します。パフォーマンススキーマメモリーインストルメントは常に有効です)

    • 現在の時刻: YES


関連キーワード:  プロシージャ, summary, 関数, latency, user, schema, sys, setup, host, file