MySQL プロセスリストには、サーバー内で実行されているスレッドのセットによって現在実行されている操作が示されます。 processlist
および x$processlist
ビューには、プロセス情報が要約されています。 これらは、SHOW PROCESSLIST
ステートメントおよび INFORMATION_SCHEMA
PROCESSLIST
テーブルよりも完全な情報を提供し、非ブロック化も行います。 デフォルトでは、行はプロセス時間の降順および待機時間の降順でソートされます。 プロセス情報ソースの比較については、プロセス情報のソース を参照してください。
ここでのカラムの説明は簡単です。 詳細は、セクション27.12.19.10「スレッドテーブル」 のパフォーマンススキーマ threads
テーブルの説明を参照してください。
processlist
ビューと x$processlist
ビューには、次のカラムがあります:
-
thd_id
スレッド ID。
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conn_id
接続 ID。
-
user
スレッドユーザーまたはスレッド名。
-
db
スレッドのデフォルトのデータベース、何もない場合は
NULL
。 -
command
フォアグラウンドスレッドの場合、スレッドがクライアントのかわりに実行しているコマンドのタイプ、またはセッションがアイドル状態の場合は
Sleep
。 -
state
スレッドが行なっていることを示すアクション、イベント、または状態。
-
time
スレッドが現在の状態になってからの秒数。
-
current_statement
スレッドが実行しているステートメント、またはそれがどのステートメントも実行していない場合は
NULL
。 -
statement_latency
ステートメントが実行されている期間。
-
progress
進捗レポートをサポートするステージで完了した作業の割合。 セクション28.3「sys スキーマ進捗レポート」を参照してください。
-
lock_latency
現在のステートメントによるロックの待機に費やされた時間。
-
rows_examined
現在のステートメントによってストレージエンジンから読み取られた行数。
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rows_sent
現行のステートメントによって戻された行数。
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rows_affected
現在のステートメントの影響を受ける行数。
-
tmp_tables
現在のステートメントによって作成された内部インメモリー一時テーブルの数。
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tmp_disk_tables
現在のステートメントによって作成されたディスク上の内部一時テーブルの数。
-
full_scan
現在のステートメントによって実行された全テーブルスキャンの数。
-
last_statement
スレッドによって実行された最後のステートメント (現在実行中のステートメントまたは待機がない場合)。
-
last_statement_latency
最後のステートメントが実行された時間。
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current_memory
スレッドによって割り当てられたバイト数。
-
last_wait
スレッドの最新の待機イベントの名前。
-
last_wait_latency
スレッドの最新の待機イベントの待機時間。
-
source
イベントを生成したインストゥルメントされたコードを含むソースファイルおよび行番号。
-
trx_latency
スレッドの現在のトランザクションの待機時間。
-
trx_state
スレッドの現在のトランザクションの状態。
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trx_autocommit
現在のトランザクションの開始時に自動コミットモードが有効になっていたかどうか。
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pid
クライアントプロセス ID。
-
program_name
クライアントプログラム名。