MySQL 8.0 リファレンスマニュアル


27.12.19.7 log_status テーブル

log_status テーブルには、オンラインバックアップツールが、コピープロセス中に必要なログファイルをロックせずにコピーできるようにする情報が示されます。

log_status テーブルをクエリーすると、サーバーはロギングおよび関連する管理上の変更を、テーブルに移入するのに十分な時間ブロックしてから、リソースを解放します。 log_status テーブルは、ソースバイナリログと gtid_executed レコード内のコピー先のオンラインバックアップ、および各レプリケーションチャネルのリレーログを通知します。 また、個々のストレージエンジンに関連する情報 (最後のログシーケンス番号 (LSN) や、InnoDB ストレージエンジンで最後に取得されたチェックポイントの LSN など) も提供します。

log_status テーブルには、次のカラムがあります:

  • SERVER_UUID

    このサーバーインスタンスのサーバー UUID。 これは、読取り専用システム変数 server_uuid の生成された一意の値です。

  • LOCAL

    次のキーを持つ単一の JSON オブジェクトとして提供される、ソースからのログ位置状態情報:

    binary_log_file

    現在のバイナリログファイルの名前。

    binary_log_position

    log_status テーブルへのアクセス時の現在のバイナリログの位置。

    gtid_executed

    log_status テーブルへのアクセス時のグローバルサーバー変数 gtid_executed の現在の値。 この情報は、binary_log_file および binary_log_position のキーと一致します。

  • REPLICATION

    チャネルの JSON 配列。それぞれに次の情報が含まれます:

    channel_name

    レプリケーションチャネルの名前。 デフォルトのレプリケーションチャネル名は空の文字列 () です。

    relay_log_file

    レプリケーションチャネルの現在のリレーログファイルの名前。

    relay_log_pos

    log_status テーブルへのアクセス時の現在のリレーログの位置。

  • STORAGE_ENGINES

    個々のストレージエンジンからの関連情報。適用可能なストレージエンジンごとに 1 つの鍵を持つ JSON オブジェクトとして提供されます。

log_status テーブルにインデックスがありません。

log_status テーブルにアクセスするには、BACKUP_ADMIN 権限および SELECT 権限が必要です。

TRUNCATE TABLE は、log_status テーブルに対して許可されていません。


関連キーワード:  テーブル, パフォーマンス, スキーマ, status, events, replication, 変数, history, 情報, ストレージ