MySQL 8.0 リファレンスマニュアル


27.12.18.12 ステータス変数サマリーテーブル

パフォーマンススキーマは、セクション27.12.15「パフォーマンススキーマのステータス変数のテーブル」 で説明されているテーブルでステータス変数情報を使用できるようにします。 また、ここで説明するように、集計されたステータス変数情報をサマリーテーブルで使用できるようにします。 各ステータス変数サマリーテーブルには、テーブルでのステータス値の集計方法を示す 1 つ以上のグループ化カラムがあります:

  • status_by_account には、アカウント別にステータス変数を要約するための USERHOST および VARIABLE_NAME のカラムがあります。

  • status_by_host には、クライアントの接続元のホスト別にステータス変数を要約するための HOST および VARIABLE_NAME のカラムがあります。

  • status_by_user には、クライアントユーザー名別にステータス変数を要約するための USER および VARIABLE_NAME のカラムがあります。

各ステータス変数サマリーテーブルには、集計値を含む次のサマリーカラムがあります:

  • VARIABLE_VALUE

    アクティブセッションおよび終了したセッションの集計ステータス変数値。

ステータス変数サマリーテーブルには、次のインデックスがあります:

  • status_by_account:

    • 主キー (USER, HOST, VARIABLE_NAME)

  • status_by_host:

    • 主キー (HOSTVARIABLE_NAME)

  • status_by_user:

    • 主キー (USERVARIABLE_NAME)

これらのテーブルの account の意味は、mysql システムデータベースの MySQL 付与テーブルでの意味と似ていますが、用語はユーザーとホストの値の組合せを意味します。 権限付与テーブルの場合、アカウントのホスト部分はパターンにできますが、「パフォーマンススキーマ」テーブルの場合、ホスト値は常に特定のパターン以外のホスト名になります。

アカウントステータスは、セッションの終了時に収集されます。 セッションステータスカウンタは、グローバルステータスカウンタおよび対応するアカウントステータスカウンタに追加されます。 アカウント統計が収集されない場合、ホストおよびユーザーのステータスが収集されると、セッションステータスがホストおよびユーザーのステータスに追加されます。

performance_schema_accounts_sizeperformance_schema_hosts_size および performance_schema_users_size システム変数がそれぞれ 0 に設定されている場合、アカウント、ホストおよびユーザーの統計は収集されません。

パフォーマンススキーマは、次のようなステータス変数サマリーテーブルの TRUNCATE TABLE をサポートしています。すべての場合、アクティブセッションのステータスは影響を受けません:

  • status_by_account: 終了したセッションからユーザーおよびホストのステータスにアカウントステータスを集計し、アカウントステータスをリセットします。

  • status_by_host: 終了したセッションから集計ホストのステータスをリセットします。

  • status_by_user: 終了したセッションから集計済ユーザーステータスをリセットします。

FLUSH STATUS は、すべてのアクティブセッションのセッションステータスをグローバルステータス変数に追加し、すべてのアクティブセッションのステータスをリセットし、切断されたセッションから集計されたアカウント、ホストおよびユーザーステータス値をリセットします。


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