ここで説明する「パフォーマンススキーマ」テーブルは、MySQL 8.0.14 の時点で使用可能です。 MySQL 8.0.14 より前は、かわりに対応する INFORMATION_SCHEMA テーブルを使用してください。セクション26.52「INFORMATION_SCHEMA スレッドプールテーブル」 を参照してください。
次のセクションでは、スレッドプールプラグインに関連付けられた「パフォーマンススキーマ」テーブルについて説明します (セクション5.6.3「MySQL Enterprise Thread Pool」 を参照)。 スレッドプール操作に関する情報を示します。
tp_thread_group_state: スレッドプールのスレッドグループの状態に関する情報tp_thread_group_stats: スレッドグループ統計tp_thread_state: スレッドプールスレッドの状態に関する情報
これらのテーブル内の行は、特定時点のスナップショットを表します。 tp_thread_state の場合、スレッドグループのすべての行は時間内のスナップショットを構成します。 そのため、MySQL Server では、スナップショットの生成中にスレッドグループの相互排他ロックを保持します。 ただし、tp_thread_state に対するステートメントが MySQL サーバー全体をブロックしないように、すべてのスレッドグループの mutex を同時に保持するわけではありません。
パフォーマンススキーマスレッドプールテーブルはスレッドプールプラグインによって実装され、そのプラグインがロードおよびアンロードされるときにロードおよびアンロードされます (セクション5.6.3.2「スレッドプールのインストール」 を参照)。 テーブルの特別な構成ステップは必要ありません。 ただし、これらのテーブルは、有効にするスレッドプールプラグインによって異なります。 スレッドプールプラグインがロードされているが無効になっている場合、テーブルは作成されません。