MySQL 8.0 リファレンスマニュアル


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27.12 パフォーマンススキーマテーブルの説明

performance_schema データベース内のテーブルは次のようにグループ化できます。

  • セットアップテーブル。 これらのテーブルは、モニタリング特性の構成と表示に使われます。

  • 現在のイベントテーブル。 events_waits_current テーブルには各スレッドの最新のイベントが格納されます。 その他の類似テーブルには、イベント階層の様々なレベルの現在のイベントが含まれています: ステージイベントの場合は events_stages_current、ステートメントイベントの場合は events_statements_current、トランザクションイベントの場合は events_transactions_current

  • 履歴テーブル。 これらのテーブルは現在のイベントテーブルと同じ構造を持ちますが、多くの行を格納します。 たとえば、待機イベントの場合、events_waits_history テーブルにはスレッドあたり最新の 10 イベントが格納されます。events_waits_history_long には最新の 10,000 イベントが格納されます。 ステージ、ステートメントおよびトランザクション履歴にも同様のテーブルがあります。

    履歴テーブルのサイズを変更するには、サーバー起動時に、該当するシステム変数を設定します。 たとえば、待機イベント履歴テーブルのサイズを設定するには、performance_schema_events_waits_history_size および performance_schema_events_waits_history_long_size を設定します。

  • サマリーテーブル。 これらのテーブルには、履歴テーブルから破棄されたものを含むイベントのグループ全体で集計された情報が格納されます。

  • インスタンステーブル。 これらのテーブルは、インストゥルメントされたオブジェクトの種類を記述します。 インストゥルメントされたオブジェクトは、サーバーによって使われると、イベントを生成します。 これらのテーブルは、イベント名と説明のメモまたはステータス情報を提供します。

  • その他のテーブル。 これらはほかのどのテーブルグループにも分類されません。


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