MySQL 8.0 リファレンスマニュアル


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23.2.1.3 .deb ファイルを使用した NDB Cluster のインストール

このセクションでは、この目的のために Oracle によって提供される .deb ファイルを使用して、NDB Cluster を Debian および関連する Linux ディストリビューション (Ubuntu) にインストールする方法について説明します。

Oracle は、Debian およびその他の配布用の NDB Cluster APT リポジトリも提供します。 手順および追加情報は、APT リポジトリを使用した MySQL NDB Cluster のインストールを参照してください。

Oracle には、32 ビットおよび 64 ビットプラットフォーム用の NDB Cluster 用の .deb インストーラファイルが用意されています。 Debian ベースのシステムでは、単一のインストーラファイルのみが必要です。 このファイルには、適用可能な NDB Cluster バージョン、Debian バージョン、およびアーキテクチャーに従って、次に示すパターンを使用して名前が付けられます:

mysql-cluster-gpl-ndbver-debiandebianver-arch.deb

ここで、ndbver は 3 部分の NDB エンジンのバージョン番号、debianver は Debian (8 または 9) のメジャーバージョン、archi686 または x86_64 のいずれかです。 次の例では、NDB 8.0.22 を 64 ビット Debian 9 システムにインストールすることを前提としています。この場合、インストーラファイルの名前は mysql-cluster-gpl-8.0.22-debian9-x86_64.deb-bundle.tar です。

適切な .deb ファイルをダウンロードしたら、解凍し、次のように dpkg を使用してコマンドラインからインストールできます:

shell> dpkg -i mysql-cluster-gpl-8.0.22-debian9-i686.deb

次に示すように、dpkg を使用して削除することもできます:

shell> dpkg -r mysql

インストーラファイルは、Gnome デスクトップ用の GDebi など、.deb ファイルを操作するほとんどのグラフィカルパッケージマネージャとも互換性がある必要があります。

.deb ファイルは NDB Cluster を/opt/mysql/server-version/の下にインストールします。ここで、version は含まれている MySQL サーバーの 2 部分リリースシリーズバージョンです。 NDB 8.0 の場合、これは常に 5.7 です。 ディレクトリレイアウトは、一般的な Linux バイナリ配布 (表2.3「一般的な Unix/Linux バイナリパッケージの MySQL インストールのレイアウト」 を参照) の場合と同じですが、起動スクリプトおよび構成ファイルが share ではなく support-files にある点が異なります。 ndb_mgmndbdndb_mgmd などの NDB Cluster 実行可能ファイルはすべて、bin ディレクトリに配置されます。


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