MySQL 8.0 リファレンスマニュアル


23.1.6.2 NDB と InnoDB のワークロード

NDB Cluster には、高可用性、高速フェイルオーバー、高スループット、および低待機時間を必要とするアプリケーションの提供に最適な一意の属性の範囲があります。 NDB Cluster には、分散アーキテクチャーとマルチノード実装のために、一部のワークロードが適切に実行されないようにする可能性がある特定の制約もあります。 データベース駆動型アプリケーションの一般的なワークロードのタイプに関する NDB ストレージエンジンと InnoDB ストレージエンジンの動作の主な違いを、次の表にいくつか示します。

表 23.3 InnoDB ストレージエンジンと NDB ストレージエンジンの違いは、一般的なタイプのデータ駆動型アプリケーションワークロードです。

ワークロード InnoDB NDB Cluster (NDB)
大容量 OLTP アプリケーション はい はい
DSS アプリケーション (データマート、分析) はい 制限付き (サイズが 3T バイトを超える OLTP データセット間の結合操作は不可)
カスタムアプリケーション はい はい
パッケージ化されたアプリケーション はい 制限付き (主キーアクセスであるべきです)。NDB Cluster 8.0 は外部キーをサポートしています
ネットワーク内電気通信アプリケーション (HLR、HSS、SDP) いいえ はい
セッション管理およびキャッシュ はい はい
電子商取引アプリケーション はい はい
ユーザープロファイル管理、AAA プロトコル はい はい


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