このテーブルには NDB Cluster ノードプロセスに関する情報が含まれています。各ノードはテーブル内の行で表されます。 このテーブルには、クラスタに接続されているノードのみが表示されます。 構成されているが、クラスタに接続されていないノードに関する情報は、nodes
テーブルおよび config_nodes
テーブルから取得できます。
processes
テーブルには、次のカラムがあります:
-
node_id
クラスタ内の一意のノード ID
-
node_type
ノードのタイプ (管理、データまたは API ノード。テキストを参照)
-
node_version
このノードで実行されている
NDB
ソフトウェアプログラムのバージョン。 -
process_id
このノードプロセス ID
-
angel_process_id
このノード angel プロセスのプロセス ID
-
process_name
実行可能ファイルの名前
-
service_URI
このノードのサービス URI (テキストを参照)
メモ
node_id
は、クラスタ内のこのノードに割り当てられた ID です。
node_type
カラムには、次のいずれかの値が表示されます:
MGM
: 管理ノード。NDB
: データノード。API
: API または SQL ノード。
NDB Cluster ディストリビューションに同梱されている実行可能ファイルの場合、node_version
は 8.0.23-ndb-8.0.23
などのソフトウェアクラスタのバージョン文字列を表示します。
process_id
は、Linux では top、Windows プラットフォームではタスクマネージャなどのプロセス表示アプリケーションを使用して、ホストオペレーティングシステムによって表示されるノード実行可能プロセス ID です。
angel_process_id
は、ノードアンジェルプロセスのシステムプロセス ID です。これにより、障害発生時にデータノードまたは SQL が自動的に再起動されます。 管理ノードおよび SQL ノード以外の API ノードの場合、このカラムの値は NULL
です。
process_name
カラムには、実行中の実行可能ファイルの名前が表示されます。 管理ノードの場合、これは ndb_mgmd
です。 データノードの場合、これは ndbd
(シングルスレッド) または ndbmtd
(マルチスレッド) です。 SQL ノードの場合、これは mysqld
です。 その他のタイプの API ノードの場合は、クラスタに接続されている実行可能プログラムの名前です。NDB API アプリケーションは、Ndb_cluster_connection::set_name()
を使用してこのカスタム値を設定できます。
service_URI
には、サービスネットワークアドレスが表示されます。 管理ノードおよびデータノードの場合、使用されるスキームは ndb://
です。 SQL ノードの場合、これは mysql://
です。 デフォルトでは、SQL ノード以外の API ノードはスキームに ndb://
を使用します。NDB API アプリケーションは、Ndb_cluster_connection::set_service_uri()
を使用してこれをカスタム値に設定できます。このスキームのあとには、ノードタイプに関係なく、該当するノードの NDB トランスポータで使用される IP アドレスが続きます。 管理ノードおよび SQL ノードの場合、このアドレスにはポート番号が含まれます (通常、管理ノードの場合は 1186、SQL ノードの場合は 3306)。 SQL ノードが bind_address
システム変数セットで起動された場合、バインドアドレスが *
、0.0.0.0
または::
に設定されていないかぎり、このアドレスがトランスポータアドレスのかわりに使用されます。
様々な構成オプションを反映する SQL ノードの service_URI
値に、追加のパス情報を含めることができます。 たとえば、mysql://198.51.100.3/tmp/mysql.sock
は SQL ノードが skip_networking
システム変数を有効にして起動されたことを示し、mysql://198.51.100.3:3306/?server-id=1
はこの SQL ノードに対してレプリケーションが有効になっていることを示します。