MySQL 8.0 リファレンスマニュアル


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23.3.3.11 直接接続を使用した NDB Cluster TCP/IP 接続

データノード間の直接接続を使用するクラスタをセットアップするには、クラスタの config.ini ファイルの [tcp] セクションに、そのように接続されるデータノードのクロスオーバー IP アドレスを明示的に指定する必要があります。

次の例では、少なくとも 4 台 (管理サーバー、SQL ノード、および 2 つのデータノード用に 1 台ずつ) のホストを含むクラスタについて考えます。 クラスタ全体が LAN の 172.23.72.* サブネットに配置されています。 次に示すように、通常のネットワーク接続に加えて、2 つのデータノードが標準のクロスオーバーケーブルにより直接接続されており、1.1.0.* アドレス範囲内の IP アドレスを使用して相互に直接通信します。

# Management Server
[ndb_mgmd]
Id=1
HostName=172.23.72.20

# SQL Node
[mysqld]
Id=2
HostName=172.23.72.21

# Data Nodes
[ndbd]
Id=3
HostName=172.23.72.22

[ndbd]
Id=4
HostName=172.23.72.23

# TCP/IP Connections
[tcp]
NodeId1=3
NodeId2=4
HostName1=1.1.0.1
HostName2=1.1.0.2

HostName1 および HostName2 パラメータは、直接接続を指定するときにのみ使用されます。

データノード間の直接 TCP 接続を使用すると、データノードがスイッチ、ハブ、ルーターなどの Ethernet デバイスをバイパスできるようになり、クラスタの待機時間が減るため、クラスタ全体の効率が向上する可能性があります。

注記

2 つ以上のデータノードでこの方法で直接接続を最大限に活用するには、各データノードと同じノードグループ内の他のすべてのデータノードとの間に直接接続が必要です。


関連キーワード:  NDB, テーブル, ndbinfo, ndb, ノード, データ, 接続, 構成, 管理, インストール